住宅ローンを組む際、返済期間をどのように決めるかは、支払う利息の総額と毎月の返済額のバランスを見て判断するのが一番です。
期間を短くすれば利息が減って総支払額はお得になりますが、毎月の支払いが重くなります。逆に期間を長くすれば毎月の負担は軽くなりますが、最終的に支払う利息は増えてしまいます。
例えば、今は変動金利を選んで長めに借りておき、手元に残ったお金を子どもの教育費に備えたり、余裕ができたときに繰り上げ返済をしたりするやり方があります。
ご自身のこれからの収入や生活に合わせて、無理のない返済期間を見つけましょう。
免責事項:本記事に掲載している金利や制度、調査データは執筆時点(2026年)の情報を基にしています。金融情勢の変化や各金融機関の審査基準により、実際のお借り入れ条件は異なる場合があります。
【この記事でわかること】
- ●住宅ローンは何年で返すのが得かは総支払額と毎月の返済負担のバランスで決まる
- ●住宅ローンを何年で返すのが得か迷う際のライフプラン別シミュレーション
- ●住宅ローンの毎月の負担軽減や審査に不安がある場合の確実な対策と選び方
- ●住宅ローンの返済に関するよくある質問に回答
住宅ローンは何年で返すのが得かは総支払額と毎月の返済負担のバランスで決まる
住宅ローンにおいて「何年で返すのが得か」を考えるとき、単に支払う金額の合計だけを見比べるのは危険です。利息を減らして総支払額を下げる「お金の面での得」と、手元に現金を残して毎月の生活が苦しくなるのを防ぐ「安心という面での得」の二つがあるからです。
この二つは常にシーソーのような関係にあります。国土交通省の最新の実態調査によると、2025年時点で、新たに住宅ローンを組む人の8割以上が変動金利を選んでいます。
出典)個人向け住宅ローンの新規貸出額が増加~… – 国土交通省
変動金利は、最初は低い金利で借りられますが、将来的に世の中の金利が上がったときに毎月の返済額が増える可能性があります。そのため、将来の金利が変わるかもしれないというリスクを考えたうえで、何年で返すかを決めることがとても大切になります。
住宅ローンの返済期間を短く設定して利息を減らし総支払額を抑えるメリット
返済期間を短くする最大の良い点は、金融機関に支払う利息の合計を大きく減らせることです。住宅ローンの利息は、まだ返していない借入金(残高)に対してかかります。そのため、早く元本を減らせば、それだけ利息を支払わずに済みます。
実際に家を買うとき、どれくらいの金額を借り入れているのかを見てみましょう。首都圏で家を買う場合の平均的なデータは以下の通りです。
例えば、首都圏で土地を買って注文住宅を建てる場合、約4,125万円ものお金を借り入れることになります。これだけ大きな金額になると、返済期間を35年から25年に縮めるだけで、利息を数百万円単位で減らすことができます。
また、早く返すということは、家の価値が下がるスピードよりも早くローンを減らせるということです。将来、家を売ったり住み替えたりしたいと考えたときに、売ったお金でローンを完済しやすくなります。ただし、期間を短くすると毎月口座から引き落とされる金額は確実に増えます。そのため、この方法はすでに貯金が十分にある方や、毎月の収入がとても多い方に適した選び方です。
住宅ローンの返済期間を長く設定して毎月の支払いを減らし家計にゆとりを持つメリット
一方で、返済期間を最長の35年などに設定する方法は、今の時代においてとても賢い身の守り方になります。最大の良い点は、毎月の支払いを一番少なくできることです。これにより、急に収入が減ったり、思いがけない出費があったりしても、家計が赤字になりにくくなります。
毎月の支払いを抑えて手元に残ったお金は、後からかかる子どもの教育費や、急な病気の治療費などに備えられます。また、住宅ローンの金利が低い状態であれば、手元のお金を投資信託などで運用して増やすという選択肢も生まれます。
さらに、住宅ローンには団体信用生命保険(団信)がついています。これは、万が一ローンを借りている人が亡くなったり重い障害を負ったりしたときに、残りのローンがゼロになる保険です。長く借りておけば、この保険の保障を長く受けられるというメリットもあります。目先の利息を減らすことだけにとらわれず、手元にお金を残す安心感を得るために、あえて長く借りるやり方も一つの正解です。
住宅ローンを何年で返すのが得か迷う際のライフプラン別シミュレーション
自分にとって一番お得で安心な期間を決めるには、電卓を叩いて利息を計算するだけでなく、これからの人生でいつ、いくらのお金が入ってきて、いくら出ていくのかを予測することが大切です。特に、何歳まで働くかということと、子どもの教育費がいつ一番かかるかを考えることが欠かせません。
住宅ローンの完済年齢は定年退職の65歳を目安にして逆算で期間を設定する
これまでは、60歳の定年までにローンを返し終わるように計画を立てるのが一般的でした。しかし、今は働く期間が延びています。厚生労働省の調査によると、65歳までの高年齢者雇用確保措置を実施している企業がほぼ100%となっています。さらに、70歳まで高年齢者雇用確保措置を実施している企業も約3割にのぼります。
出典)令和5年の高年齢者雇用状況の集計結果を公表…(厚労省) – かいけつ!人事労務
データが示す通り、65歳まで継続して収入を得られる環境が社会的に整っています。したがって、65歳完済を基本の返済プランとして設定することが極めて合理的です。たとえば、現在35歳の方なら、65歳までの30年間で返すように計画を立てます。そのうえで、定年後に給料が下がることも考えて、退職金でまとめて返したり、家計に余裕があるときに少しずつ前倒しで返したりする余白を持たせておくことをおすすめします。
住宅ローン返済中の子育てや教育費などの大きな出費時期を考慮して期間を決める
返済期間を決める際、一番気をつけなければならないのが「子どもの教育費が一番かかる時期」と「毎月の重いローン支払い」が重なってしまうことです。
国立成育医療研究センターの調査によると、子どもが生まれてから高校を卒業するまでの18年間にかかるお金は、貯金や保険などを除いた純粋な出費だけでも約2,172万円にのぼります(2024年11月調査データ。0歳~18歳の各年齢の母親246人~350人、合計6,408人の回答より)。
出典)0歳~高校3年生の子育てにかかる年間費用の調査結果を公開 ~第一 …
さらに、文部科学省のデータで、公立と私立の学校にかかるお金の違いを見てみましょう。
出典)2 調査結果の概要
公立の小学校や中学校では、学習塾などの習い事にお金がかかります。一方、私立を選ぶと授業料などの学校に払うお金が跳ね上がります。特に私立小学校に入学した年は、1年間で約216.5万円ものお金がかかることがあります。
したがって、教育費のピーク時(例:私立進学時など)のキャッシュフローの悪化を逆算し、手元資金を枯渇させないために、あえて返済期間を長期に設定して毎月の固定費を最小化する戦略(ディフェンシブな資金計画)を推奨します。毎月の支払いを最も低く抑えておき、教育費の負担が軽くなってから繰り上げ返済(繰り上げ返済には金融機関により手数料がございますのでご確認ください)を行うことが、家計を守るための堅実な方法です。
住宅ローンの毎月の負担軽減や審査に不安がある場合の確実な対策と選び方
理想の家を見つけても、立ちはだかるのが住宅ローンの審査です。特に、車のローンやクレジットカードの分割払いなど、すでに別の借り入れがある場合は注意が必要です。銀行の審査では「年収に対して、1年間で返すお金の割合(返済負担率)」を厳しく見られます。他の借り入れがあると、この割合の上限を超えてしまいやすくなり、希望の金額が借りられなかったり、審査に落ちてしまったりする原因になります。
住宅ローンと他のお借入を最大500万円まで住宅ローンにプラスして組んで月々の支払いを軽減する
すでに複数の借り入れがあって審査に不安がある方や、毎月の支払いが苦しいと感じている方に向けて、私たち住宅ファクトリーでは効果的な解決策をご用意しています。
提携金融機関の商品により、消費者金融、カードローン、車のローン、リボ払いなどの既存の借入を最大500万円まで住宅ローンと一本化できる場合があります(※金融機関・商品・審査状況により異なります)。
一般的に、お金を借りる際は「年収の3分の1までしか借りられない」という総量規制という決まりがあります。しかし、住宅ローンはこの決まりの対象外(除外貸付)となるため、大きな金額を住宅ローンにプラスして組むことが法的に認められています(住宅購入資金の貸付は総量規制の対象外ですが、既存借入の一本化については各金融機関の商品・審査基準によります)。
金利が高く毎月の返済額も大きいカードローンなどを、金利が低く長期間で返せる住宅ローンに組み込むことで、月々の支払額を抑えられる可能性があります。住宅ファクトリーでは、家計の負担を軽くするご提案を行っています。
住宅ローンの審査通過実績が高く不動産探しもワンストップで対応できる会社を選ぶ
他の借り入れを住宅ローンと1本化する手続きや、自営業の方、勤続年数が短い方などの審査を通すことは、一般的な銀行の窓口に自分で申し込んでもなかなかうまくいきません。
「なぜ私たちが他社で断られた方のローン相談で実績を上げられるのか?」
その理由は、世界的な不動産ネットワークであるセンチュリー21のブランド力と、最大500万円の複数借入(カードローン、奨学金など)を1本化できる具体的なノウハウが掛け合わさっているからです。各金融機関と築き上げた強力な信頼関係により、通常では難しい条件のお客様をサポートした実績があります。
お客様からは「広告の『借金500万円あっても住宅ローンにプラスして組むことができる』という内容が具体的で、自分の状況にぴったりだった」「センチュリー21という大きな会社への安心感があった」という評価をいただいています。また、お忙しい方のために、お仕事帰りの遅い時間帯や、ご指定の場所へお伺いする出張相談にも柔軟に対応しており、こうした丁寧な対応も多くのお客様から評価いただいています。
さらに、私たちの公式ホームページには、実際に他社で断られた後にマイホームの夢をかなえられたお客様の「リアルな声と写真」を多数掲載しています。「お客様と担当者が一緒に写っている写真があったので本当に信頼できた」「口コミがとても良かった」と、具体的な実績の証明が多くの皆様の背中を押しています(※個人の感想であり、効果を保証するものではありません)。
加えて、私たちは無料の会員登録制度「CENTURY21 MEMBERS」をご用意しています。ご登録いただくと、通常は不動産のプロしか見られないデータベースを利用でき、5万件以上の限定物件情報をご自宅でゆっくりお探しいただけます。
家探しからお引き渡しまでワンストップでサポートし、しつこい営業は一切いたしません。
具体的な住宅ローン審査の可能性や、審査に向けた準備については、以下の窓口からいつでも無料でご相談いただけます。
住宅ローンの無料相談はこちら:
住宅ローンの返済に関するよくある質問に回答
住宅ローンを組むのは初めてという方が多いため、期間の変更やプライバシーに関する不安の声をよくいただきます。客観的なルールに基づいた正しい知識を知っておきましょう。
住宅ローンの返済期間は繰り上げ返済を活用して後から短縮することが可能
「最初は期間を長めに組んでおいて、あとから短くすることはできるの?」という疑問をお持ちの方は多いですが、答えは「可能」です。
一番安全な方法は「長く借りて、短く返す」ことです。最初から25年などの短い期間で契約してしまうと、万が一お給料が減ってしまったときに、あとから期間を延ばして毎月の支払いを減らすことは非常に難しくなります。銀行の厳しい再審査を受ける必要があり、金融庁のガイドラインに基づく手続きもありますが、条件が厳しく限定的な選択肢となります。
完済年齢にもよりますが、可能であれば、最初から35年で契約して毎月の負担を軽くしておき、ボーナスが出たときや子どもの教育費がかからなくなったタイミングで「繰り上げ返済(期間短縮型)」をするのがおすすめです。自分のペースで期間を短くできるため、安全に利息を減らすことができます(繰り上げ返済には金融機関により手数料がございますのでご確認ください)。
プライバシーに配慮した相談対応を行い1本化することは可能
プライバシーに配慮した相談対応を行い、お客様の個人情報を厳密に管理いたします。
銀行が審査をするときは、必ず「指定信用情報機関」という場所のデータを調べます。ここには、クレジットカードやローンの利用履歴が記録されています。
主な記録がいつまで残るかの目安は以下の通りです。
銀行がこの履歴を見たとしても、銀行の担当者から直接ご家族に「ご主人に借金がありますよ」と伝えることは絶対にありません。しかし、何の対策もせずに夫婦で一緒に銀行の窓口へ行き、審査に落ちてしまった場合、その理由を探る過程で家族に怪しまれてしまうケースがほとんどです。
これを防ぐためには、まずご自身でスマートフォンなどから自分の信用情報を取り寄せて確認することが大切です。信用情報の開示請求自体は、審査に影響を与えません。
そのうえで、借り入れをどう処理するか、私たちのような住宅ローンの専門家に単独でご相談ください。多重債務で悩んでいる方向けの公的な相談窓口もありますが、実際に家を買いながら住宅ローンと1本化するのであれば、実務に詳しいプロのサポートが欠かせません。
私たちは、お客様のプライバシーに最大限配慮しながら、金融機関との手続きをサポートいたします。
ひとりで悩まず、まずは一度ご状況をお聞かせいただくことが、夢のマイホームと安心できる生活を手に入れるための第一歩です。








